2022年11月03日

11月最初のお稽古

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今日は、大森教室の11月最初のお稽古でした。

本来なら立冬あたりから茶席を炉に致しますが、私どもはわかりやすく、炉は11月の第1回目のお稽古より炉を開いております。

毎年、同じ事に悩まされるのです。
それは炉開きに椿が間に合うかどうか。と言う事です。

我が家の椿事情は、当ブログにも何度か書いたようにピンク色した西王母椿が超早咲で9月くらいから咲き始まります。
なので当然、西王母椿は開炉にはありますが、白い椿がその年により間に合ったり、間に合わなかったりします。

今年は、白の一重咲きの、加茂本阿弥がなんとか一輪まん丸な蕾をつけてくれていました。

今朝、お稽古前に早速、加茂本阿弥の初咲きを信楽焼の耳付の花入に小手毬の照り葉とともに入れました。

軸は、兼中斎宗匠で、
柚の黄はむ いざ口切らん 真壷かな

開炉と、茶壷の口切とは同時期で、ちょうどその頃には柚子の実もちょうど黄色くなってくる風情を千家七代の如心斎が詠まれた俳句を、兼中斎宗匠が柚子の絵とともに書かれたものです。

半年稽古を積み、やっと風炉を覚えたか。と思いきや次は炉。
まさに、十より帰る元もその一でございます。

習う方も教える方も、11月は、真剣に基礎を押さえてお稽古してゆきたいと思います。

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2022年10月30日

茶事や茶会に招く、招かれる。

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茶の湯における正式な客のもてなしは、茶事と申します。
茶事とは、亭主が客に食事(懐石)を出し、客の前で炭をあらため、お濃茶を出し、薄茶も出します。
言わば、茶事はお茶のフルコース。
それに対して、そのフルコースを部分的に省略し、簡略化したものが、茶会と申します。
なので茶会には、食事無しでお濃茶と薄茶が出るものや、食事は出るものの、懐石とまでは言われない簡単な「点心」と呼ばれるものとお茶が出るもの、
さらに最も省略型でかつ、1番多く見られる 薄茶のみのものなど、様々でであります。

一昔前は、たとえ薄茶のみの茶会と言えども茶会を催し事は、いろんな意味で相当ハードルが高く先生方は別として、普通の稽古人はなかなかお茶会など開くことは難しいとされていました。

最近は、ほんとうに気軽にあちらこちらで個人でお茶会が開かれ、とてもフラットな時代になりました。
また、そのおかげでお茶そのものが身近になり、お茶を習っておられない一般の方も気軽に参加出来るお茶会なども増えて楽しい時代が到来しつつあります。

しかし茶事やお茶会が増えてきて、起こりうつ問題も有ります。

それは、「お茶会に招く、招かれる問題」です。

〇〇さんのお宅のお茶会で、Aさんは招かれたのに、Bさんには声が掛かっていない。
cさんは招かれけど、行きたく無いのに招かれて断る術がなく有難迷惑している、、、
など、面倒くさい人間模様を醸し出しているのも最近の茶事、お茶会事情にあります。

招く側も招かれる側も、今後の人間関係を円滑にして行きたいのは、皆同じです。

そこで、そんな問題を少なくするには、お茶会は公募制にし、会費制にし、かつ会費の額をキチンと決める事です。

お茶会もやり出した時は、同じ社中やお友達に声をかけてやり出しても、
やがて、「原子」は尽きてきます。
そうすると、次は知り合いの知り合い、さほど親しく無い方にまで声をかけて行きます。
すると、前者の様な面倒くさい事になるのです。

茶会も初めてのうちは身内を呼んでするのもよろしいが、回数を重ねたら、客は、SNSなどを使って公募制にし、キチンとした会費の額を提示すべきであります。

そうすれば、本当に行きたい人のみが公平に行く機会が与えられます。

度々申しますように、最近は京都はじめ、本当に彼方此方で「月釜」と称して定期的なお茶会も沢山開かれて、本当に楽しい事ですが、
お茶会は一つ間違えると、その後の人間関係にも影響を与えるので、慎重に考えなくてはなりません。

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2022年10月23日

ちょっと美味しいもん

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10月になったとおもいきや、あと少しでその10月も終わり。
秋の日は鶴瓶落としと申しますが、月日の経つのも秋の深まりと共に加速してゆくやのように感じます。

今日は悪友と大阪をウロウロとしておりましたので、久しぶりに とっておきのプリンを頂いてきました。

大阪は、動物園前駅2番出口を上がったすぐのところに、レトロな純喫茶コーズリーがあります。
今日、ご紹介するちょっと美味しいもんは、このコーズリーの名物プリンであります。

所謂、昔ながらの蒸しプリンでありますが、味がとても濃厚で本当に「ほっぺたが落ちる」美味しさです。
また、コーヒーもとても時間がかかって出てくるのですが、その味の深さに丁寧に淹れておられるのが良くわかります。

この喫茶店コーズリーは、細長く席数も僅かで日によっては満席で入れない時もあるのですが、今日はラッキーにもすいておりました。

もし近くに行く機会がありましたら寄ってみて下さい。
ただし、このお店は現金が使えません。PayPayなどの電子マネー決済のみです。

あと十日ほどしたら、風炉もお仕舞いで開炉となります。
予定を見てみましたら、私どもの今月のお稽古もあと一回を残すのみとなりました。

来月は、炉の初めの月にあたり、13日、14日は、ある生徒さん宅の茶室開きの茶会、20日〜24日は、サロン三五夜での特別茶会「白洲正子と奈良」、27日は、同じくサロン三五夜にて、生徒さん達のイベントが続きます。

今日は束の間の休日、悪友達と羽根を伸ばし、秋に向かっての茶の湯の栄養補給とさせて頂きました。

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2022年09月12日

茶の湯Z世代

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世間では、やれ「団塊世代」だの「ゆとり世代」だの「さとり世代」だの その時代を象徴するかのように世代世代を生きる人に名前を付けて分類されています。
最近では、「Z世代」などと、いったいどう言う意味なのか?私には理解できない名前が付けられております。

おそらく「Z世代」が今のところ最新の世代名ではなかろうか?と思います。

ここで、この「Z世代」を茶の湯の世界の中に強引に当てはめるとどうなるのかなと考えてみました。


サロン三五夜さんで去る7月17日〜19日の3日間月釜をさせて頂いた時にお手伝いくださった、社中や知人の方々を三五夜にお招きし、遅ればせながらの細やかな打ち上げを先日行いました。

内容は、贔屓の仕出し屋から松花堂弁当をとりカウンターの茶房で一献交えながら頂き、その後は小間に移動し、虫の音と共に風炉を囲み濃茶、薄茶と頂きました。

楽しく盛り上がった一会(いちえ)も終了し、夜もふけきらぬうちに。と、御遠方の方々が帰宅の途につかれるや、私と店主の黒田氏、それに近くに住まいする社中2人が残り、独坐観念ならぬ複坐観念を致すべく 社中の1人に今一度濃茶を点て貰いました。
復坐観念の4人は皆予防接種3回以上済ませており、体調の異変なく至って健康優良にて
コロナ禍の前の様に複数人分の濃茶を点て頂く事にしました。

すると、点前をした社中の1人が、「複数人分の濃茶って点るの難しいですね」と言いました。

私はとっさに、「お濃茶は本来複数人分点るのが本式で、いつもやっている1人分濃茶の方が難しいはずだよ」と切り返しました。

するとその社中が、「私、複数人分のお濃茶を点た事が無く、1人分濃茶が自分の中では当たり前になっています」と答えました。

コロナ禍のおかげで、2020年あたりからお濃茶はもっぱら1人分濃茶。
それ以降に濃茶点前を習いだした人はみな1人分が当たり前になっているのです。
複数人分のお濃茶を点た事もないのです。

正にこれぞ、茶の湯における「Z世代」と私は位置付けました(笑)

しかしながら、栄西禅師が日本に茶を持ち帰りおよそ800年、利休さんの生誕がおよそ400年あまり。
日本人にとりお茶は時代時代の要求に応じて暮らしの中に溶け込んできました。

「茶の湯Z世代」の方々もまた時代に応じたお茶を次の世代に伝えて、茶の湯はこれからも末長く日本の芸道の主流として続く事と思います。

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2022年09月02日

9月になりましまた。

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夏が大好きな私と致しましては、8月が終わり9月になると言う事は夏の終わりを意味し、とても淋しい思いにもなりますが、一方、茶の湯の楽しみから見れば まさに、シーズン到来!と言った感じになります。

もちろん、夏な夏にしか出来ないお茶の楽しみ方も沢山ありますが、秋になり少し涼しくなりますとお茶楽しいアイテムは格段に多くなります。

夏は日中の暑い時間を避けて比較的気温の低い早朝に「朝茶」と称して清々しい清涼の気分を味わいます。
秋になりますと、お茶の楽しむ時間帯は、早朝のみならず日中、昼間、夕ざり、或いは夜とて楽しみは広がります。

秋と一口に申しましても、初秋と晩秋では風情が異なりますが、特に初秋は、夏の「涼やか」に対して「華やか」になるような気が致します。
お菓子はには、芋や栗など山の恵みが沢山に使われますし、懐石料理にも変化が出て参ります。香り豊かな青柚に漬け込まれた「柚庵焼」や松茸も出てまいります。
夜になりますと、露地では虫がオーケストラを演奏してくれますし、お道具の柄や、花入には秋の七草はじめ、夏の間じっくり充電していた草花が一気に咲きます。

9月なって間もなく「白露」(はくろ)がやって参ります。

2022年の白露は、9月8日だそうで、白露とは二十四節気の一つです。
1年の暦を24に分けた一つの日であります。
白露の次は秋分。
即ち、白露は秋の前の最後の節気となります。

白露の意味は、霜が降り露が白く輝くように見える。と言うそうです。

私どもの教室では、9月になり白露の頃に一つの歌を持った虫の音と言う茶杓を稽古に使っております。

その歌は、
爽やかなる 玉とぬくべき 糸はぎの
露をちからに 虫の鳴くらん
となっております。
私なりにこの歌を解釈いたしますと、、
糸萩に付いている白露を命の水に、虫が精一杯鳴いている秋の夜の景色が思い浮かびます。

これから日に日に変化して行く秋の姿を楽しみながら茶の湯を楽しみたいと思っております。
露をちからに

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大森教室

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