今年も、あっという間にもう6月になりました。
大阪、京都、兵庫で緊急事態宣言が出ているし、奈良も飲食業の時短要請が出ており、
私自身も、夜の会食も全く無く、それに釣られて昼間の行動も色々と制限し、考えますと、去年も今年も家に居ている時間が圧倒的に増えたと思います。
家でいる時間が長いせいか、去年、今年のこれまでに関しては、月日の経つのがとても早く感じます。
皆さんも
同じように 月日が経つのが、コロナ前よりも早く感じておられませんか?
しかし、有り難い事に、お稽古はなんとか気をつけながらも継続出来ておりますし、ステイホームも、茶の湯があるおかげで退屈はせずに過ごせております。
先日も、炭点前のお稽古用の炭を洗って乾かしておりました。
堂後茶道教室では、炭点前のお稽古も気兼ねなくして頂けるように、お稽古用の炭は「水屋炭」を使っております。
水屋炭とは、正式な炭に比べて、少し皮が剥がれいたり、寸法が若干足らなかったり、歪んでいたり割れていたりする炭の事です。
いくら水屋炭と言いましても、クヌギの材で、火力、火のもち具合には遜色ありません。
また、教室により、先生方のお考えも様々で、教室によっては、炭点前だけは毎回別料金を集められる所もあります。
私どもでは、別料金なは無しに、また、誰でも何度も気楽に炭点前の稽古ができるように、水屋炭を採用しております。
また、お茶に用いる炭は、いかにお稽古用であろうとも、茶事の準備と同じように、必ず炭を一本一本バケツの中で丁寧にタワシであらいます。
洗うのは、点前中に炭がハゼたり、不快な匂いを放たないようにする為であります。
夏建具の入れ替えは例年だと夏至の頃かいくら早くとも、せいぜい6月17日のゆりまつりか、夏至の何れかの良い天気の日に致します。
今年は早々と、5月の末をもって夏建具にかえました。
大きな旧家屋だと家の隅に、「建具納戸」と呼ばれる建具専用の納戸があるのですが、
我家には、そんな気の利いたものはありませんので、蔵と茶室を何十回と往復します。
全てが終わりヘトヘトになひましたが、
これで、大森教室にも、夏がやって来ると思います。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org