今日も朝から容赦ない猛暑の日差しでしたが
露地の濡れた風情、木々の葉や苔に滴る露の朝日に輝くさまこそが朝茶の極意。と、早朝から三五夜の黒田店主が、こまめに水を何度も打って下さいました。
今日のお稽古朝茶事のお客様は5名、亭主方のお稽古が2名、お台所は調理師のN田氏、お手伝いにM君(黒田店主の弟さん)、それに店主黒田さん、それに私の総勢11名で行いました。
お稽古の茶事と言う事とコロナ感染対策から、今回も色々と工夫をしての内容でありましたが、N田氏の素晴らしい料理と、亭主方のお稽古に入った2人の動きも素晴らしく、また、客の皆様も作法の飲み込みが早く、慣れた人同士の茶事のように楽しい茶事になりました。
朝茶は、始まりの時間が早い事から最近の方は早朝を苦にしてケンエンされがちですが、度々申し上げているように、奈良の朝は空気が綺麗で物音も少なくとても朝茶に向いていると思います。
抜ける青空、蝉の声、春日原生林から吹き下されるマイナスイオンたっぷりのどこか良い香りのする緑の風こそ、古都奈良の夏の醍醐味であります。
そのような中で、奈良野菜を中心とした懐石料理を頂き、お茶を一服頂戴する至福は実際に経験してみないとわかりません。
今年は7月中にお稽古を兼ねての朝茶を2回やらせて頂きました。
参加ご希望の方が多く、まだまだやりたいのですが、私の体力にも限界がありますので、この夏中はあと1回くらいやるつもりでおります。
しかしこの度の度重なる茶事にて、使い勝手を心得られました三五夜さん自身が、オリジナルで一般の方向けの茶事の開催も検討されているようです。
茶事は終わりましたが、明日、明後日と引き続き通常のお稽古が続きます。
楽しみながら頑張って行きます^_^!
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
2021年07月30日
今年2回目の朝茶無事終了!
posted by 堂後茶道教室 at 18:11| 日記
今日は今年2回目の朝茶
皆さんお早う御座います。
先程、一番ガラスが鳴いたと思えば、まだ夜が開けきらぬ薄暗い壁に、どこからか迷いこんだのか、ひぐらしがいきない大きな声で鳴くので、慌ててベッドから飛び起きました。
そう言えば、今日は2回目の朝茶です。
今回の朝茶は、遠く和歌山からのお客様にも配慮をし、開始時刻を少し遅らせました。
ただ今の時刻は、間もなく午前4時半を少し回ったところであります。
奈良市の今朝の日の出は5時5分、間もなく東の春日山から朝日が登る事と思います。
本来ならこの時間から朝茶は開始しますが、先程も申しましたように、今日の朝茶はあと2時間ほどしてからの開始になります。
今回も、前回に引き続き、茶の湯サロン三五夜さんで行う為、茶室、露地、待合などの掃除は全て三五夜さん方で朝から済ませて頂いております。
また、水屋も本席も昨日に最終確認をしておりまして、朝からの水屋の準備も三五夜さんの黒田店主が予めやって下さいます。
今回は料理は、私どもの社中で料理人のN田さんが全てやってくれます。
早朝より仕込んで、三五夜の厨房にて盛り付けてくれます。
N田さんは、男性の若手料理人で、日本料理の調理師でありながら、バイクで走るのが好きで、それでいて、お茶のお稽古も休まず熱心にされています。
度々、依頼を受けては個人宅の茶事の懐石を請け負われています。
さて、間もなく私も三五夜へ行かないといけませんが、最後の仕事として、今から「ゆの子」を作ります。
そろそろアブラゼミも鳴き始めました。
さて、今回はどんな朝茶になることやら、
また、皆さんにご報告出来れば。
と思います。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
先程、一番ガラスが鳴いたと思えば、まだ夜が開けきらぬ薄暗い壁に、どこからか迷いこんだのか、ひぐらしがいきない大きな声で鳴くので、慌ててベッドから飛び起きました。
そう言えば、今日は2回目の朝茶です。
今回の朝茶は、遠く和歌山からのお客様にも配慮をし、開始時刻を少し遅らせました。
ただ今の時刻は、間もなく午前4時半を少し回ったところであります。
奈良市の今朝の日の出は5時5分、間もなく東の春日山から朝日が登る事と思います。
本来ならこの時間から朝茶は開始しますが、先程も申しましたように、今日の朝茶はあと2時間ほどしてからの開始になります。
今回も、前回に引き続き、茶の湯サロン三五夜さんで行う為、茶室、露地、待合などの掃除は全て三五夜さん方で朝から済ませて頂いております。
また、水屋も本席も昨日に最終確認をしておりまして、朝からの水屋の準備も三五夜さんの黒田店主が予めやって下さいます。
今回は料理は、私どもの社中で料理人のN田さんが全てやってくれます。
早朝より仕込んで、三五夜の厨房にて盛り付けてくれます。
N田さんは、男性の若手料理人で、日本料理の調理師でありながら、バイクで走るのが好きで、それでいて、お茶のお稽古も休まず熱心にされています。
度々、依頼を受けては個人宅の茶事の懐石を請け負われています。
さて、間もなく私も三五夜へ行かないといけませんが、最後の仕事として、今から「ゆの子」を作ります。
そろそろアブラゼミも鳴き始めました。
さて、今回はどんな朝茶になることやら、
また、皆さんにご報告出来れば。
と思います。
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posted by 堂後茶道教室 at 05:25| 日記
2021年07月26日
沖縄北部、奄美大島、徳之島世界自然遺産登録
本日、沖縄本島北部、奄美大島、徳之島がユネスコ世界自然遺産に登録されました。
奄美大島や徳之島、それに「東洋のガラパゴス」とも呼ばれたヤンバル地区を有する沖縄本島北部は、世界に誇れる美しい所で、日本の大切な財産です。
ヤンバル地区には、未だ発見されていない未知の生物も多数いるみたいで、夢が膨らみます。
私は、若い頃から南の島が好きで、高校生の頃からグアム、サイパンなど南の島へ行き、海に潜ったり、ジャングルを探検したりしておりました。
そんな私が、30代も後半に差し掛かかった時沖縄通の人と友達になり、その友達に沖縄に連れられ、彼の地の本当の素晴らしさを教えてもらってから、沖縄に取り憑かれるかのように、毎年行っております。
その様子は当ブログにても、度々ご紹介し、皆さまには、少しご迷惑になっているかも知れません^_^!
そんな沖縄の一部ではあるものの、世界自然遺産に登録されたのは、何をさておいても嬉しく、オリンピックどころの話ではありません。
また、沖縄には自然以外に、独自の「琉球文化」があり、その文化は中国の影響を強く受けながら、日本文化にめ通じるところあり、また、近現代においては、日本の「民芸」の息もかかり、非常に面白い変遷を遂げて来ております。
またそれらは日本の茶の湯とも相性が良く、琉球漆器、琉球焼、首里織、琉球ガラスはじめお菓子に至るまで茶席にて他の物と合わせて使っても違和感なく、とても良い風情を出してくれます。
私の個人的な見解ですが、島国の人ならではの気さくさと言いましょうか、沖縄の人も本州の人も親しい方が家に来たら、「まあ、お茶でも一服」と言う、気のてらわない もてなしの心が共通してあるところではないか?と思います。
今回、久しぶりにご紹介させて頂きますのは、琉球塗の棗です。
琉球塗の歴史は古く、14世紀には中国から入って来たようです。
また、漆器には適度な気温や湿度が必要で、
平均気温22.4℃、平均湿度77%の沖縄はまさに漆器に適した場所であるかも知れません。
琉球塗の代表的なハイビスカスの柄の棗で、大きさは丁度利休型中棗です。
本州では漆で絵を描いたり、金を蒔いたりの技法が主流ですが、琉球塗のそれも茶器の場合は、漆で型どられた模様を貼り付けます。
沖縄最古の老舗「角萬」にて数年前に求めました。
毎回、毎回、沖縄旅行の度に茶の湯に使えそうな物を探しては買って帰るのも大切な楽しみの一つで、本当に沢山の沖縄産の茶道具が揃いました。
今回の世界自然遺産登録の記念に、沖縄の道具ばかり集めてお茶会をしてみたくなりました。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
奄美大島や徳之島、それに「東洋のガラパゴス」とも呼ばれたヤンバル地区を有する沖縄本島北部は、世界に誇れる美しい所で、日本の大切な財産です。
ヤンバル地区には、未だ発見されていない未知の生物も多数いるみたいで、夢が膨らみます。
私は、若い頃から南の島が好きで、高校生の頃からグアム、サイパンなど南の島へ行き、海に潜ったり、ジャングルを探検したりしておりました。
そんな私が、30代も後半に差し掛かかった時沖縄通の人と友達になり、その友達に沖縄に連れられ、彼の地の本当の素晴らしさを教えてもらってから、沖縄に取り憑かれるかのように、毎年行っております。
その様子は当ブログにても、度々ご紹介し、皆さまには、少しご迷惑になっているかも知れません^_^!
そんな沖縄の一部ではあるものの、世界自然遺産に登録されたのは、何をさておいても嬉しく、オリンピックどころの話ではありません。
また、沖縄には自然以外に、独自の「琉球文化」があり、その文化は中国の影響を強く受けながら、日本文化にめ通じるところあり、また、近現代においては、日本の「民芸」の息もかかり、非常に面白い変遷を遂げて来ております。
またそれらは日本の茶の湯とも相性が良く、琉球漆器、琉球焼、首里織、琉球ガラスはじめお菓子に至るまで茶席にて他の物と合わせて使っても違和感なく、とても良い風情を出してくれます。
私の個人的な見解ですが、島国の人ならではの気さくさと言いましょうか、沖縄の人も本州の人も親しい方が家に来たら、「まあ、お茶でも一服」と言う、気のてらわない もてなしの心が共通してあるところではないか?と思います。
今回、久しぶりにご紹介させて頂きますのは、琉球塗の棗です。
琉球塗の歴史は古く、14世紀には中国から入って来たようです。
また、漆器には適度な気温や湿度が必要で、
平均気温22.4℃、平均湿度77%の沖縄はまさに漆器に適した場所であるかも知れません。
琉球塗の代表的なハイビスカスの柄の棗で、大きさは丁度利休型中棗です。
本州では漆で絵を描いたり、金を蒔いたりの技法が主流ですが、琉球塗のそれも茶器の場合は、漆で型どられた模様を貼り付けます。
沖縄最古の老舗「角萬」にて数年前に求めました。
毎回、毎回、沖縄旅行の度に茶の湯に使えそうな物を探しては買って帰るのも大切な楽しみの一つで、本当に沢山の沖縄産の茶道具が揃いました。
今回の世界自然遺産登録の記念に、沖縄の道具ばかり集めてお茶会をしてみたくなりました。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
posted by 堂後茶道教室 at 23:23| 日記