昨日、サロン三五夜での3回目の朝茶を済ませ、今日は朝から懐石道具はじめ道具類を乾かせる為に棚に並べたり、仕舞える物は仕舞ったり、大森教室で八月の最後のお稽古で用いた 扇形立礼卓を別の部屋に移動し、本席は9月の設えにしたり、、、
と様々な事を午前中に全て済ませ
午後から、久しぶりにバイクで遠出しました。
本日の目的地は、奈良市月ヶ瀬にあります
「月ヶ瀬梅の郷温泉」であります。
その温泉は、私の家から35K mくらいのところで、バイクでゆっくり山道を走って1時間強の時間を有します。
天気は快晴、8月末にしてはまだまだ暑く市内では最高気温35℃であります。
しかし、バイクで風を切りながら走っておりますと、なんとも気分が爽快で、東へ東へと行くほどに市街地から離れ、やがて周りは山ばかりになります。
走っているうちに標高が少しずつ上がり、気温が下がってくるのが肌で感じられます。
日陰の谷間のカーブに差し掛かると、さらに温度が下がり、冷っと感じるのがなんとも快感です。
国道369号線は、旧柳生街道とも言われ、奈良市内から柳生の郷を結ぶ国道で、温泉のある月ヶ瀬はその柳生から国道4号線に入り途中2つの集落を超えたところにあります。
東へ向かい、国道369号線を走っておりますと、柳生の1つ奈良寄りの集落「阪原」(奈良市阪原町)に入りますと、山に囲まれた小さな田園風景が目に入ってまいります。
風景の美しさに何気なくバイクのスピードを落とし、阪原の集落の様子を見ながら走っておりますと、
寄棟造の何とも風格のあるお堂が目に入りました。
そのお堂がどうしても気になるので、国道から細い道に入り集落の中をお堂に向かい走って行きました。
そこは、南明寺と言う、奈良時代後期(771年)に建立されたとされる古寺でした。
入口に縄が張られ、拝観はおろか敷地内に入る事が出来なかったのですが、敷地の外から写真を撮らせて頂きました。
帰って早速調べたところ、現在は無住の寺でありますが、かなり格式は高く、国道から見えておりました寄棟造のお堂が本堂(室町時代)で、
藤原三仏と呼ばれる、薬師寺如来、釈迦如来、阿弥陀如来様がまつられ全て重要文化財となっているようです。
また、十三重の石塔は室町時代で
柳生宗矩とお藤の恋にまつわる「お藤の井戸」もあるそうです。
真言宗御室派の寺院だそうです。
またいつか拝観したいと思います。
さて、阪原からさらに20分ほどバイクを走らせ、いよいよ月ヶ瀬梅の郷温泉に到着です。
早速、お風呂に入りました。
源泉は30℃の冷泉だそうです。
露天風呂に入り、昨日までの茶事の疲れを癒やしておりますと、ミンミンセ蝉やツクツク法師の声に混じって、ひぐらし の声も聞こえて参ります。
夏の終わりと、小さな秋の気配を感じました。
今週水曜日からは、また9月のお稽古が始まります。
9月は9月で楽しいお茶が待っています。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
2021年08月30日
夏の終わりのバイクの旅
posted by 堂後茶道教室 at 21:40| 日記
2021年08月29日
今年の夏は朝茶3回やっちゃいました!
堂後宗邑の朝茶2021in三五夜と題しまして(自分で勝手に言っているだけ^_^!)
3回に亘り朝茶を行いました。
私自身、一夏に3回も朝茶をしたのは今年が初めてです。
様々な問題から暫く茶事を見送っておりまして、社中の多くの皆さんから茶事をしてくれ。との声が多く寄せらての事でありました。
しかしながら、コロナ禍で密を避ける為、参加人数を制限致しましたら、結局3回になりました。
この度の3回の朝茶は、全て 隠れ家サロン三五夜さんを使わせて頂きました。
三五夜さんでは、近々にも茶事を頻繁に行われる事を目標にされており、茶事における客の同線、亭主方の動き、勝手方の動きなど検証する為にこの度の3回の朝茶は少しは役だった事と思います。
また、全ての回に亘り茶事全体のサポートに当たって下さった店主の黒田氏も、これまで茶事は客に招かれての経験者はあるものの、この度は勝手方の経験を積まれ、最終回には見事な動きをなされました。
今後は、三五夜主催の茶事は言うまでも無く、三五夜の場所を借りて茶事をやりたい方に対するサポートも完璧に熟されると思います。
茶事をしてみたいが、1人では無理だし、場所も無い方は、是非一度三五夜さんにご相談されたら良いかと思われます。
さて、今回三度の朝茶を駆け抜けて参りましたが、これで私の夏も1つの区切りがついた様に思います。
今年は5月に入った早い梅雨入り、
雨が少なく暑かった6月、
沖縄はじめ、何度かビーチへ行った猛暑の7月、
後半は長雨にたたられた8月。
暮れ行く夏にいくばくの寂しさを抱えながら本日の茶事は終了致しました。
少し充電を致しまして、また、秋には秋にしか出来ない茶事をやりたいと今から構想を練っております。
日々是茶の湯
茶事に参加下さった多くの社中の皆さん、お疲れ様でした。
これからも弛まぬ稽古を続けて参りましょう。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
3回に亘り朝茶を行いました。
私自身、一夏に3回も朝茶をしたのは今年が初めてです。
様々な問題から暫く茶事を見送っておりまして、社中の多くの皆さんから茶事をしてくれ。との声が多く寄せらての事でありました。
しかしながら、コロナ禍で密を避ける為、参加人数を制限致しましたら、結局3回になりました。
この度の3回の朝茶は、全て 隠れ家サロン三五夜さんを使わせて頂きました。
三五夜さんでは、近々にも茶事を頻繁に行われる事を目標にされており、茶事における客の同線、亭主方の動き、勝手方の動きなど検証する為にこの度の3回の朝茶は少しは役だった事と思います。
また、全ての回に亘り茶事全体のサポートに当たって下さった店主の黒田氏も、これまで茶事は客に招かれての経験者はあるものの、この度は勝手方の経験を積まれ、最終回には見事な動きをなされました。
今後は、三五夜主催の茶事は言うまでも無く、三五夜の場所を借りて茶事をやりたい方に対するサポートも完璧に熟されると思います。
茶事をしてみたいが、1人では無理だし、場所も無い方は、是非一度三五夜さんにご相談されたら良いかと思われます。
さて、今回三度の朝茶を駆け抜けて参りましたが、これで私の夏も1つの区切りがついた様に思います。
今年は5月に入った早い梅雨入り、
雨が少なく暑かった6月、
沖縄はじめ、何度かビーチへ行った猛暑の7月、
後半は長雨にたたられた8月。
暮れ行く夏にいくばくの寂しさを抱えながら本日の茶事は終了致しました。
少し充電を致しまして、また、秋には秋にしか出来ない茶事をやりたいと今から構想を練っております。
日々是茶の湯
茶事に参加下さった多くの社中の皆さん、お疲れ様でした。
これからも弛まぬ稽古を続けて参りましょう。
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posted by 堂後茶道教室 at 22:10| 日記
2021年08月25日
人生で出来る事を精一杯
今日、待ちにまったパラリンピック開幕されました。
史上最多の選手数だそうです。
私は毎回このパラリンピックに強い勇気を与えられます。
身体に色んなハンデを持った選手の皆さんが、その範囲で出来る事、いや、それ以上に頑張っておられものには凄いものがあり、
健常者で行われているオリンピックの何倍ものパワーがその大会の中に満ち溢れております。
パラリンピックを見ていつも思う事でありますが、「私には何が出来るのだろうか?」「私が人に負けない自身を持って戦えるのは何だろうか?」と言う事であります。
皆様ご推察の通り、私の出来る事は、「茶の湯」です。
他に何の取り得もありませんが、茶の湯を通して人様をもてなす。と言う事です。
人をもてなす と言う事は、その相手の身になって思いやりの心を持ち、いかにすればその相手の方に喜んで頂けるか。と言う事につきます。
人に対して思いやりの心を持つには、自身も常に豊かな心を持っていないといけません。
それは時間的、物質的にもある程度の豊かさが必要なのかも知れません。
茶の湯の世界で暮らしております私には、時間的豊かさはそれなりにあります。
物質的豊かさは、その人それぞれの価値観も影響する部分もありますから、私の場合は何に対しても感謝の気持ちを忘れない事で物質的豊かさを養っております。
そのような「心」と共に必要なのが、知識、規矩作法であります。
知識も人を豊かに致しますし、規矩作法は相手に対する敬いが形に現れております。
先日、隠れ家サロン三五夜の月釜で、特別企画として、日本舞踊花柳流の若手舞踊家 花柳綱仁さんが美しい舞を披露して下さいました。
彼も、中学生の頃から日本舞踊の世界で学んでおられ、人生をかけて日本舞踊に取り組んでおられます。
東京パラリンピック2020の開会の今日、あらためて、自分に与えられ、唯一自分の出来る「茶の湯」と言うものを精一杯頑張って行くパワーを与えて貰った気が致します。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
史上最多の選手数だそうです。
私は毎回このパラリンピックに強い勇気を与えられます。
身体に色んなハンデを持った選手の皆さんが、その範囲で出来る事、いや、それ以上に頑張っておられものには凄いものがあり、
健常者で行われているオリンピックの何倍ものパワーがその大会の中に満ち溢れております。
パラリンピックを見ていつも思う事でありますが、「私には何が出来るのだろうか?」「私が人に負けない自身を持って戦えるのは何だろうか?」と言う事であります。
皆様ご推察の通り、私の出来る事は、「茶の湯」です。
他に何の取り得もありませんが、茶の湯を通して人様をもてなす。と言う事です。
人をもてなす と言う事は、その相手の身になって思いやりの心を持ち、いかにすればその相手の方に喜んで頂けるか。と言う事につきます。
人に対して思いやりの心を持つには、自身も常に豊かな心を持っていないといけません。
それは時間的、物質的にもある程度の豊かさが必要なのかも知れません。
茶の湯の世界で暮らしております私には、時間的豊かさはそれなりにあります。
物質的豊かさは、その人それぞれの価値観も影響する部分もありますから、私の場合は何に対しても感謝の気持ちを忘れない事で物質的豊かさを養っております。
そのような「心」と共に必要なのが、知識、規矩作法であります。
知識も人を豊かに致しますし、規矩作法は相手に対する敬いが形に現れております。
先日、隠れ家サロン三五夜の月釜で、特別企画として、日本舞踊花柳流の若手舞踊家 花柳綱仁さんが美しい舞を披露して下さいました。
彼も、中学生の頃から日本舞踊の世界で学んでおられ、人生をかけて日本舞踊に取り組んでおられます。
東京パラリンピック2020の開会の今日、あらためて、自分に与えられ、唯一自分の出来る「茶の湯」と言うものを精一杯頑張って行くパワーを与えて貰った気が致します。
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posted by 堂後茶道教室 at 00:06| 日記