お茶のお稽古をやっておりますと、生徒さん達がたまに旅の土産として珍しいお菓子を下さいます。
先日、当教室に熱心に通われますNさんが、京都の園部の土産として、珍しい「唐板」と言うお菓子を下さいました。
Nさんは男性の生徒さんなのですが、会社では重要な責任のある仕事をこなしながら、ご自宅の兼業農家をされ、さらに奥様と共に子育てもされ、お茶も熱心に続けられております。
ご自宅の農園からは、春には筍、夏には西瓜など季節の恵も私どもに下さいまして、感謝しております。^_^!
さて、今回ご紹介の唐板ですが、当地を支配していた園部藩(小出氏)の家臣、大槻房邦が朝鮮の役の際、戦地で小麦粉と朝鮮飴を使って 作った糧食が唐板の始まりとされております。
その後、房邦は菓子屋に転じ、江戸時代には「かど惣」と言う屋号を掲げ、現代には「かどや」老舗として続いております。
パリッと歯触りのある煎餅で噛み締めているあいだに、口の中で小麦粉の甘味が広がります。
昨日のお稽古では、鎌倉彫のお盆に、ポッシュ.ドゥ.レーヴ芦屋の、和三盆ボーロと合わせてみました。
お干菓子も、色んな取り合わせで世界が広がります。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
2021年08月10日
台風一過


昨日、オリンピックが閉会し、次のパラリンピックに期待が膨らみます。
今回のオリンピック開催については賛否両論ございますが、
私は、そもそもオリンピックよりも、障害を持つ方々がそのハンデを乗り越えて頑張っておられる パラリンピックの方が熱く胸が躍り、参加される選手の皆さんに勇気を与えて貰っております。どうか、パラリンピックの大成功を願っております。
私にとって夏と言えば、お茶以外の楽しみは、海でのマリンスポーツや、プールで思い切り泳ぐ事です。
今年は、昨年ほどでは無いものの、やはりプールでは更衣室での感染対策から入場者制限が行われて、まだ一回も行っていません。
海には、もう数えられなうくらい行っておりまして、このブログを書くのも少し日にちが空いてしまいました^_^!
昨日は、午後からの急な風雨で、私の家の庭にも水が溜まり、もう少しで飛び石が浸かるくらいまでになりました。
夏の日差しと乾きが苔には大敵なのですが、昨日のような雨がうまく平均してくれたら、この夏のにやられた苔も少しは良いのに、うまく行きません。
8月に入ってからもお稽古は順調で、平水指や、釣瓶の水指、平茶碗など大活躍しております。奈良市内も日中35℃くらいまで気温が上昇する中、冷房を付けていながらも、1点前に1回づつ障子を全開にして空気を入れ替えるものですから、冷房もなかなか効いてくれません。
しかし、冷房の冷気よりも、時より吹く天然の涼風にこそ本当の涼味がある事を、コロナ対策で教えて貰ったような気が致します。
この夏も、まだまだ折り返し点。
暑さに負けぬ様、夏野菜をたっぷり頂きながら頑張って行きます。
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posted by 堂後茶道教室 at 11:33| 日記