2021年12月14日

師走の茶事

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ふと気付いたら師走に入ってもうすでに半分経ちました。

今年はコロナの波を潜り抜けながら感染対策に注意しながら何度も茶事を行っております。

本日は、日頃お世話になっている、京都にお住まいで茶道界ではかなり有名なブロガーのしぇる様をお正客に、
御連客は
石州流のY先生、
今最も注文されている若手茶室設計士のお一人であるI建築士、
元裏千家業躰部所属のO先生
の4名をお招きしての茶事を行いました。

場所は、私が監修を務めさせて頂いている、隠れ家サロン三五夜の茶室を使いました。

また、今回は三五夜店主の黒田氏と私のダブル亭主の形を取りました。
黒田氏にはゆくゆくは、茶事の亭主を単独でやって貰える様になる為の練習でもあります。

冬の茶事となりますと、やはり「温かさ」「温もり」が大切なポイントとなります。

お客様が寒い道中お越しになって、まず待合にお入りになります。

その待合にてお客様をお迎えするは、温かな炭火であります。
千家では、待合の火鉢には「藁灰」をふんだんに入れ、見た目にもいかにも温かく見せると同時に侘びた風情も出します。

この藁灰を作るのが至難の技であると同時に、街中ではできません。

今回は、初瀬の山里から稽古に来ている生徒のI君にお願いして作って貰いました。
彼のお宅の刈り取った今年の藁を田んぼで焼いて作って持って来てくれました。

流石にこの藁灰には、私も脱帽しましたが、お客様様方も大喜びして下さいました。

炭火と共に、温かさの演出で欠かせられないのは、やはり、お料理(懐石料理)です。
今回は、向付をお造りにせず、熱々の蕪蒸しに致しました。
やはり思った通り、懐石のお膳を出した瞬間にお客様から歓声が湧きました。

じつは、今月中にこの師走の茶事をあと一回やりますので、それ以上の詳しい内容を書く事は出来ませんが、色々工夫して茶事をして、そしてお客様が喜んで下さるのを実感するほど茶人にとっての幸せはありません。

昔から茶事は、その楽しみは亭主7分に客3分。
と申しますが
まさにその通りであります。

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posted by 堂後茶道教室 at 22:37| 日記
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