昨日より名古屋入りして、一夜明けて今日は朝から、名古屋市北区上飯田西町2の36にあります料亭志ら玉で開催されます、木曜会と言う茶会の新年初釜にお邪魔しました。
料亭志ら玉は、他の料亭に比べ、設え、従業員の立ち居振る舞い、器などとても茶の湯的で普段の食事を頂くだけでも、お茶席でお料理を頂いているような気分になります。
勿論、料亭でありますから、普通の会食や芸者衆をあげての宴席も行われております。
因みに自動車で行く場合には、現地の駐車場の台数に限りがあり、近くのパーキングの利用になりますが、何せ名古屋の市街地の中ですので近くにパーキングは沢山あります。
地下鉄だと、上飯田と言う駅から降りて3分ほどです。
さて、名古屋の名だたる茶人がお集まりになる「木曜会」と言う茶会がありまして、その名の通り、毎月の第一木曜日(月によっては例外もあり。)に料亭志ら玉の茶室を使ってお茶会をされています。
会員外も席に空きがあれば臨時で参加できまして、希望すれば志ら玉のお点心も頂けます。
(詳しくは、料亭志ら玉へお問い合わせ下さい)
初釜は、濃茶席と薄茶席、点心席がありさらに昭和のレトロ感溢れるラウンジにてコーヒーサービスもあります。
朝、11時前に現地に到着した我々は、入口の帳場で臨時会費13,000円也をお支払いして、濃茶席の待合、お菓子席に通りました。
どの部屋もこの部屋も流石志ら玉さん!美術館級の道具で飾られ、目的の部屋にたどり着くまで時間がかかります^_^!
お濃茶席の今回の御亭主は、志ら玉の女将のご兄弟である、柴山利弥様でした。
お道具組はハッキリ言って、京都の光悦会なみ。正月6日にして、目の正月にありつきました。
お濃茶席の後は、場所を変えて薄茶席。
こちらは、愛知県内にお住まいの年老いたベテランの男性の先生が御亭主でした。
そもそも木曜会は色んな流儀の先生方がいらっしゃるそうですが、
今回の初釜も、まず、待合で会記を見ただけでは、どちらの流儀がわかならいような道具ばかりで、オマケにお点前を拝見してさえ、流儀が判らなくなってしまいました。
即ち、本来のお茶とはそんなもので、関西でお茶をする我々が流儀色を忠実にに出し過ぎているような気がしました。
言わば、お流儀の中だけのお茶をやっておりますと、どんな道具でも家元かそれに準じる宗匠の箱さえあれば通用します。
しかし、今日お邪魔したようなお茶は、箱だけでは何も通用しません。
中身も大切だし、取り合せの技も見られます。
それらを使いこなす知識も重要です。
お濃茶の御亭主などは、「こんなものは、名古屋の茶ですから、大した事ありません」とおっしゃりましたが、その名古屋にこそ本来のお茶が生き残っているのかも知れません。
私自身は、お流儀のお茶もそれはそれで大切にして行く気持ちに揺らぎはありませんが、
これからも色んな茶の素晴らしいところを吸収しお茶の視野をさらに広げて行きたいと、あらためて思いました。
明明後日は、堂後茶道教室にとっての初釜。
明日より準備に励みます。
大切な生徒さん達に喜んで貰う為に。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
2022年01月05日
今日から名古屋入り




1月6日に、名古屋の料亭志ら玉の初釜に行くため、前日の本日より名古屋に来ております。
昼過ぎに名古屋に到着し、山本屋で味噌煮込みうどんを頂きました。(何故か毎回、名古屋へ来ると、まず、味噌煮込みうどんになります。それも同じお店で。^_^!)山本屋大久手店。
その後は、友人の古橋尚さんのお宅に新年の挨拶を兼ね伺いました。
古橋尚さんには、昨年、私が茶の湯部門の監修をさせて頂いております、サロン三五夜にて、9月の月釜を担当していただきましたので、そと時の御礼も兼ねて、今回の名古屋へは、三五夜店主の黒田氏も同行されました。
古橋さんのお邸は、名古屋の市内ですが中心部から少し離れた閑静な高級住宅街の中にあり、広いお庭に沢山木の植っている御立派なお邸です。
お邸の敷地内に窯や工房があり数年前まで陶芸教室もされていて多くの生徒さんが来られていたし、ご自身でも数多くの作陶をされていました。
現在では、陶芸の方は少しお休みされ、古美術収集と評論、美術雑誌のコラムの執筆などを中心に活躍されています。
本日の訪問に際して、三五夜店主の黒田氏が始めての訪問であり、古橋さんも珍客に喜こばれ、二階の小間の茶室にて一服点てて下さり、コレクションの中から桃山〜江戸初期の書や、珍しい骨董を何点も出してくださり熱心に説明をされ、また、その場にいた私、黒田氏、社中のA君なども道具談義に花が咲き、5時間にも及んで ついつい長居をしてしまいました。
しかし、とても楽しかったです^_^!!
お茶をやっているもの同士、書画骨董、茶道具の好きな者同士、色々と知識と意見を戦わせながらする話ほど楽しい物はありません。
お茶は本当に色んな楽しみを与えてくれます。
古橋邸を後に、名駅周辺で夕食を済ませ、明日の志ら玉での初釜に期待の胸を膨らませながら銘々はホテルの部屋に入り休みました。
明日は、もう1人、社中のT村さんも現地で合流致します。
志ら玉初釜の詳しい内容や写真は、湯ブログや私のInstagramで皆様にご紹介できれば。と思っております。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
posted by 堂後茶道教室 at 23:14| 日記
2022年01月02日
謹賀新年
皆様新年おめでとうございます。
今年は元日より良いお天気が続きまして、気温は低いものの、風が止み日差しを受けると早くも春の気配が致します。
昨年末は、年末おさらい会を2日間に亘り賑やかな雰囲気でやらせて頂きました。
例により、最終席の後は、襖を取り払い残ったお酒と食べ物で宴会のような懇談会のような笑い声の絶えない賑やかな場となりました。
最後の方がお帰りになって、ふと時計をみたら24時でありました。
本当に楽しい一年の締めくくりでした^_^!
元日は数名の来客があり、リビングでお節(今年のお節は、京都南禅寺前の菊水製)と一献でおもてなししたのち、茶席で一服差し上げまして、午後からは、春日大社様に初詣に行き、夕方はサロン三五夜さんへ跡見に行ってきました。
三五夜さんは、元旦からお茶会をされており、このお正月4日間は、関西風白味噌雑煮と向付、お酒一献がサービスで出されています。
関西風白味噌雑煮は、調理師でもある弟さんが作られています。
2日の今日は、来客予定も無く、年末おさらい会で使用しまお椀やお道具類を仕舞いつつ、干支の茶碗で独服しておりました。
今月は、5日〜6日と名古屋へ行きます
5日は、古橋さんに年始のご挨拶に伺い、6日は楽しみしていた、料亭志ら玉さんの初釜に行きます。
当教室の初釜は9日、稽古始めは12日、三五夜プレミアム教室の稽古始めは14日となり、忙しくなりそうです。
今日は、貴重なしばしの正月の静寂を楽しんでおります。
どうぞ本年も宜しくお願いします。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
今年は元日より良いお天気が続きまして、気温は低いものの、風が止み日差しを受けると早くも春の気配が致します。
昨年末は、年末おさらい会を2日間に亘り賑やかな雰囲気でやらせて頂きました。
例により、最終席の後は、襖を取り払い残ったお酒と食べ物で宴会のような懇談会のような笑い声の絶えない賑やかな場となりました。
最後の方がお帰りになって、ふと時計をみたら24時でありました。
本当に楽しい一年の締めくくりでした^_^!
元日は数名の来客があり、リビングでお節(今年のお節は、京都南禅寺前の菊水製)と一献でおもてなししたのち、茶席で一服差し上げまして、午後からは、春日大社様に初詣に行き、夕方はサロン三五夜さんへ跡見に行ってきました。
三五夜さんは、元旦からお茶会をされており、このお正月4日間は、関西風白味噌雑煮と向付、お酒一献がサービスで出されています。
関西風白味噌雑煮は、調理師でもある弟さんが作られています。
2日の今日は、来客予定も無く、年末おさらい会で使用しまお椀やお道具類を仕舞いつつ、干支の茶碗で独服しておりました。
今月は、5日〜6日と名古屋へ行きます
5日は、古橋さんに年始のご挨拶に伺い、6日は楽しみしていた、料亭志ら玉さんの初釜に行きます。
当教室の初釜は9日、稽古始めは12日、三五夜プレミアム教室の稽古始めは14日となり、忙しくなりそうです。
今日は、貴重なしばしの正月の静寂を楽しんでおります。
どうぞ本年も宜しくお願いします。
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posted by 堂後茶道教室 at 16:51| 日記