2022年01月07日

尾張名古屋は茶の都

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昨日より名古屋入りして、一夜明けて今日は朝から、名古屋市北区上飯田西町2の36にあります料亭志ら玉で開催されます、木曜会と言う茶会の新年初釜にお邪魔しました。
料亭志ら玉は、他の料亭に比べ、設え、従業員の立ち居振る舞い、器などとても茶の湯的で普段の食事を頂くだけでも、お茶席でお料理を頂いているような気分になります。
勿論、料亭でありますから、普通の会食や芸者衆をあげての宴席も行われております。

因みに自動車で行く場合には、現地の駐車場の台数に限りがあり、近くのパーキングの利用になりますが、何せ名古屋の市街地の中ですので近くにパーキングは沢山あります。
地下鉄だと、上飯田と言う駅から降りて3分ほどです。

さて、名古屋の名だたる茶人がお集まりになる「木曜会」と言う茶会がありまして、その名の通り、毎月の第一木曜日(月によっては例外もあり。)に料亭志ら玉の茶室を使ってお茶会をされています。
会員外も席に空きがあれば臨時で参加できまして、希望すれば志ら玉のお点心も頂けます。
(詳しくは、料亭志ら玉へお問い合わせ下さい)

初釜は、濃茶席と薄茶席、点心席がありさらに昭和のレトロ感溢れるラウンジにてコーヒーサービスもあります。

朝、11時前に現地に到着した我々は、入口の帳場で臨時会費13,000円也をお支払いして、濃茶席の待合、お菓子席に通りました。

どの部屋もこの部屋も流石志ら玉さん!美術館級の道具で飾られ、目的の部屋にたどり着くまで時間がかかります^_^!

お濃茶席の今回の御亭主は、志ら玉の女将のご兄弟である、柴山利弥様でした。
お道具組はハッキリ言って、京都の光悦会なみ。正月6日にして、目の正月にありつきました。

お濃茶席の後は、場所を変えて薄茶席。
こちらは、愛知県内にお住まいの年老いたベテランの男性の先生が御亭主でした。

そもそも木曜会は色んな流儀の先生方がいらっしゃるそうですが、
今回の初釜も、まず、待合で会記を見ただけでは、どちらの流儀がわかならいような道具ばかりで、オマケにお点前を拝見してさえ、流儀が判らなくなってしまいました。

即ち、本来のお茶とはそんなもので、関西でお茶をする我々が流儀色を忠実にに出し過ぎているような気がしました。

言わば、お流儀の中だけのお茶をやっておりますと、どんな道具でも家元かそれに準じる宗匠の箱さえあれば通用します。

しかし、今日お邪魔したようなお茶は、箱だけでは何も通用しません。
中身も大切だし、取り合せの技も見られます。
それらを使いこなす知識も重要です。

お濃茶の御亭主などは、「こんなものは、名古屋の茶ですから、大した事ありません」とおっしゃりましたが、その名古屋にこそ本来のお茶が生き残っているのかも知れません。

私自身は、お流儀のお茶もそれはそれで大切にして行く気持ちに揺らぎはありませんが、
これからも色んな茶の素晴らしいところを吸収しお茶の視野をさらに広げて行きたいと、あらためて思いました。

明明後日は、堂後茶道教室にとっての初釜。
明日より準備に励みます。
大切な生徒さん達に喜んで貰う為に。

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posted by 堂後茶道教室 at 00:30| 日記
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