2022年03月26日

旅箪笥

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今年も昨年と同じく例年よりも早く桜の開花が始まっております。

桜の開花に喜んでおりましたら、本日は生憎の春雨。
まあ、この雨は「花散らし」にまでは至らぬと思いますので、雨が上がりましたら来週にでもお花見に出かけたいと思っております。

今日は、朝からお稽古の日で、朝のクラスは10時〜13時くらいまで。
午後のクラスは15時〜19時までやっておりました。

朝のクラスは10時から開始といいましても、茶席の設えや炭火の熾し方、炉に釜をかける。など茶席の準備の仕方を学びたい方は、開始の1時間前から来ても良い事になっておりますので、早い方は9時に来られる方もいらっしゃいます。
よって、それまでに、露地とトイレの掃除を済ませておきますので、私はだいたいどのクラスの時も、朝は開始時間の2〜3時間前には教室でなんやかんややっております。

今朝も8時前には教室におり、準備しながらスマホを見てましたら、桜の便りをニュースで知り、なんと無く旅箪笥の稽古がしたくなりました。
天気予報では、今日は時間が経つにつれ雨足が強くなるとの事で、まだ雨が本降りになる前に急いで蔵に入り、旅箪笥を出してきました。

私の家の蔵は、母屋の北側に離れて建っておりますが、そこから荷物を出して茶室に運ぶには屋根の無い部分があり、雨だと濡れてしまいます。

で、桜の便りを知り、何故旅箪笥を使いたい気分になったか?と申しますと、
旅箪笥は、もともと戦国時代に豊臣秀吉の関東征伐(北条攻め)に同行した千利休が、兵士の慰安の為に、野戦先で茶を点てる為に用いた道具の一つであります。

その様な由来から、旅箪笥は野趣に富んだ野点の風情。といった印象の持たれる道具であり、実際、観桜茶会などには桜の木の下の野点に使われる事もあります。

よって私も、桜と言えば旅箪笥。といった定型譜な頭から離れません。

生徒さんが来る前に旅箪笥を。と、前回まで使っていた丸卓を急ぎ仕舞い、ついでに、桜の柄の茶碗や、桜蒔絵の茶杓、墨田川の香合なども出しました。

暫くこの取り合わせでお稽古をしてゆく所存でございます。

因みに写真は、昨年の4月旅箪笥の様子で裏甲釜がかかっておりますが、実際は、まだ釣釜がかかっております。^_^!



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posted by 堂後茶道教室 at 23:26| 日記
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