2022年05月19日

東京茶の湯の旅その1

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5月8日〜10日の2泊3日で東京方面に茶の湯の旅に出ていました。

旅の内容は、ダイジェストでインスタグラムには投稿しておりましたが、もう少し詳しい情報を教えて欲しい。とのご意見も頂戴しましたので、約10日遅れではございますが、記憶に残っている範囲でお話しさせて頂きたいと思います。

そもそも、今回の東京行きは、「ある茶会」に行きたい。と言う気持ちと、丁度その前後お稽古が無かった偶然がきっかけとなり急遽決まった旅でありました。

その「ある茶会」と言いますのは、去る三月にサロン三五夜に於いて茶会を開いて下さいました、
肥後古流の若きエース江上大輔さんが、毎月第二日曜日に東京府中にある茶室で月釜をされており、その茶会の事であります。

肥後古流と言う茶道の流派はご存知で無い方もいらっしると思いますが、熊本に古くからあり千利休とも関わりの深く、熊本藩の家老家が家元を務められ とても由緒がございます。

東京府中にある茶室は、「龍生軒」と言いまして、三畳半に原叟床の付いた小間と、表千家松風楼写の広間からなり、京王線府中から徒歩5分以内の好立地な場所にあります。
因みに、京王線府中とは、新宿から30分弱です。
中村昌生先生設計の龍生軒は、鉄筋コンクリートのマンションの中にありながら、風情のある佇まいでキチンとした露地もあり、正式な茶事もされております。

5月8日(日)は朝から9時に京都駅から新幹線に乗り、品川駅下車し、途中昼食をとりまして午後1時のお席に入る事が出来ました。

先ずは、待合として使われている6畳ほどの立礼席に通されました。

暫くして席の用意が出来たとの事にて、先ずは小間にて濃茶を頂きました。
床には、表千家即中斎の軸を掛けて下さり、御亭主の配慮が有り難く感じます。
肥後古流独特の、泡のあるお濃茶は、今回初めてでしたが、聞きしに勝る美味しさに感動です。

続いて広間では、薄茶。
武家茶の肥後古流だけに、琵琶台には鎧が飾られておりました。
長板に二つ飾りのスッキリとしたお道具に、表千家而妙斎の書き付けのある、須恵窯の朝鮮唐津の水指をお使い下さり、こちらでも私どもへのご配慮に心打たれました。

さらに、もっと感動したのは、最後の席の後で、広間にて手料理とお酒の席が設けられ私達も、茶会のスタッフの方々に混じってお相伴させて頂きました。

江上様の懐の広さと、心尽くしに本当に良い旅の思い出が一つできました。

暫し楽しい酒宴にて歓談ののち、宿に向かいました。
今回の宿も毎回東京の常宿であります、帝国ホテルであります。

京王線府中より新宿、新宿より山手線に乗り換え、有楽町で下車し、そのまま宿へ参りました。

今回の東京茶の湯の旅、あと2日間ありますが、一回のブログには書ききれませんので、続きは次回に送らせていただきます。

お楽しみに。

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posted by 堂後茶道教室 at 23:53| 日記
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