現在、コロナ禍でどの大学も授業はリモート、部活やサークル活動の殆どが休止状態になっております。
その中にありまして、大阪芸術大学の学生さん達は自主稽古するにも登校する事もなく、茶道部の活動も休止状態にありました。
しかし、いつまでも休んでいても仕方なく、本日は、部員の幹部数名が大森教室まで来てくれました。
久しぶりのお稽古で、少し忘れてしまった所もややあったものの、流石に飲み飲みの早い学生さんの事ゆえ、
席入、薄茶の頂き方、食籠の扱い方、両器の拝見のし方などを客としての作法を一通りおさらいし、
割り稽古として、帛紗さばき、棗 茶杓の清め方もスムーズに修めてくれました。
また、部員の1人に、高校時代に茶の湯経験のある人もいたので、その人にいきなりお点前もして貰いました。
皆さん 芸大生という特殊な学生さんだけに、技能的才能にも優れ、お茶のお点前と言う複座な動きや形もすぐに覚えて下さいます。
今日は、お点前や客の作法だけによらず、茶道の持つ意義の一つを説明しました。
「茶席とは、美術のスイが集まっている空間であり、まさに、アートの展示、鑑賞の場であります。そこに、お茶を頂くことをツールにし楽しい時間を共有するのがお茶です。」、、、などと説明すると、学生さん達は輝きの眼差しで私の話しを聞き入ってくれました。
秋には、ボランティアガイドの学生さん達の講習会の日程も決まりました。
若い人達には、若い人に向けた、ベテランの方にはその方々に向けた それぞれのお茶を伝えて行く為、私自身も日々精進です
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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