その長さたるや2ヶ月近く、これまた観測史上初めての長さだそうです。
しかし、最近、「観測史上初」と言う言葉を頻繁に聞き過ぎて、あまり驚きを得ません。
長い長い地球の歴史の中で、人類の経験した「観測史上」などほんの僅かなものに過ぎないのかもしれません。
さてこれから、茶の湯の方でも設えやお稽古の内容など「夏本番」を迎えます。
見た目や、音の涼やかさに気を配った道具組が色々と工夫されます。
先日の大森教室では、床には「瀧」の一文字の軸を掛け、竹の釣舟には、宗旦槿、みそ萩、歌仙草を入れてみました。
水指は「水」をテーマに色々と考えられますが、今月は、春慶塗の釣瓶と致しました。
水注ぎも、通常ですと 腰黒(こしぐろ)と呼ばれるカネの薬缶に致しますが、木地の曲を水屋でたっぷり水をかけて濡らして使いました。
いかにも、井戸から冷たい水を汲み上げて来たかのように涼しげに感じられす。
生菓子は、透明感のある葛の物が好まれます。
干菓子は、先日沖縄で求めた紅芋ちんすこうと、黒糖を合わせ、タイ土産の籠に盛りました。
明後日は、今シーズン一回目の朝茶事を致します。お客様や勝手元の都合で開始時刻は正午の茶事と同じ時間になりましたが、出来る限り「朝茶」の雰囲気を出してみたいと思っております。
場所は、お茶と古美術サロン 三五夜さんの小間を使わせて頂きます。
三五夜さんでも、朝茶は初めての試み。
まさに、「観測史上初」どうなりますことやら(笑)
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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