2021年07月26日

沖縄北部、奄美大島、徳之島世界自然遺産登録

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本日、沖縄本島北部、奄美大島、徳之島がユネスコ世界自然遺産に登録されました。

奄美大島や徳之島、それに「東洋のガラパゴス」とも呼ばれたヤンバル地区を有する沖縄本島北部は、世界に誇れる美しい所で、日本の大切な財産です。
ヤンバル地区には、未だ発見されていない未知の生物も多数いるみたいで、夢が膨らみます。

私は、若い頃から南の島が好きで、高校生の頃からグアム、サイパンなど南の島へ行き、海に潜ったり、ジャングルを探検したりしておりました。

そんな私が、30代も後半に差し掛かかった時沖縄通の人と友達になり、その友達に沖縄に連れられ、彼の地の本当の素晴らしさを教えてもらってから、沖縄に取り憑かれるかのように、毎年行っております。
その様子は当ブログにても、度々ご紹介し、皆さまには、少しご迷惑になっているかも知れません^_^!

そんな沖縄の一部ではあるものの、世界自然遺産に登録されたのは、何をさておいても嬉しく、オリンピックどころの話ではありません。

また、沖縄には自然以外に、独自の「琉球文化」があり、その文化は中国の影響を強く受けながら、日本文化にめ通じるところあり、また、近現代においては、日本の「民芸」の息もかかり、非常に面白い変遷を遂げて来ております。
またそれらは日本の茶の湯とも相性が良く、琉球漆器、琉球焼、首里織、琉球ガラスはじめお菓子に至るまで茶席にて他の物と合わせて使っても違和感なく、とても良い風情を出してくれます。
私の個人的な見解ですが、島国の人ならではの気さくさと言いましょうか、沖縄の人も本州の人も親しい方が家に来たら、「まあ、お茶でも一服」と言う、気のてらわない もてなしの心が共通してあるところではないか?と思います。


今回、久しぶりにご紹介させて頂きますのは、琉球塗の棗です。
琉球塗の歴史は古く、14世紀には中国から入って来たようです。
また、漆器には適度な気温や湿度が必要で、
平均気温22.4℃、平均湿度77%の沖縄はまさに漆器に適した場所であるかも知れません。

琉球塗の代表的なハイビスカスの柄の棗で、大きさは丁度利休型中棗です。
本州では漆で絵を描いたり、金を蒔いたりの技法が主流ですが、琉球塗のそれも茶器の場合は、漆で型どられた模様を貼り付けます。

沖縄最古の老舗「角萬」にて数年前に求めました。

毎回、毎回、沖縄旅行の度に茶の湯に使えそうな物を探しては買って帰るのも大切な楽しみの一つで、本当に沢山の沖縄産の茶道具が揃いました。

今回の世界自然遺産登録の記念に、沖縄の道具ばかり集めてお茶会をしてみたくなりました。

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posted by 堂後茶道教室 at 23:23| 日記
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