と様々な事を午前中に全て済ませ
午後から、久しぶりにバイクで遠出しました。
本日の目的地は、奈良市月ヶ瀬にあります
「月ヶ瀬梅の郷温泉」であります。
その温泉は、私の家から35K mくらいのところで、バイクでゆっくり山道を走って1時間強の時間を有します。
天気は快晴、8月末にしてはまだまだ暑く市内では最高気温35℃であります。
しかし、バイクで風を切りながら走っておりますと、なんとも気分が爽快で、東へ東へと行くほどに市街地から離れ、やがて周りは山ばかりになります。
走っているうちに標高が少しずつ上がり、気温が下がってくるのが肌で感じられます。
日陰の谷間のカーブに差し掛かると、さらに温度が下がり、冷っと感じるのがなんとも快感です。
国道369号線は、旧柳生街道とも言われ、奈良市内から柳生の郷を結ぶ国道で、温泉のある月ヶ瀬はその柳生から国道4号線に入り途中2つの集落を超えたところにあります。
東へ向かい、国道369号線を走っておりますと、柳生の1つ奈良寄りの集落「阪原」(奈良市阪原町)に入りますと、山に囲まれた小さな田園風景が目に入ってまいります。
風景の美しさに何気なくバイクのスピードを落とし、阪原の集落の様子を見ながら走っておりますと、
寄棟造の何とも風格のあるお堂が目に入りました。
そのお堂がどうしても気になるので、国道から細い道に入り集落の中をお堂に向かい走って行きました。
そこは、南明寺と言う、奈良時代後期(771年)に建立されたとされる古寺でした。
入口に縄が張られ、拝観はおろか敷地内に入る事が出来なかったのですが、敷地の外から写真を撮らせて頂きました。
帰って早速調べたところ、現在は無住の寺でありますが、かなり格式は高く、国道から見えておりました寄棟造のお堂が本堂(室町時代)で、
藤原三仏と呼ばれる、薬師寺如来、釈迦如来、阿弥陀如来様がまつられ全て重要文化財となっているようです。
また、十三重の石塔は室町時代で
柳生宗矩とお藤の恋にまつわる「お藤の井戸」もあるそうです。
真言宗御室派の寺院だそうです。
またいつか拝観したいと思います。
さて、阪原からさらに20分ほどバイクを走らせ、いよいよ月ヶ瀬梅の郷温泉に到着です。
早速、お風呂に入りました。
源泉は30℃の冷泉だそうです。
露天風呂に入り、昨日までの茶事の疲れを癒やしておりますと、ミンミンセ蝉やツクツク法師の声に混じって、ひぐらし の声も聞こえて参ります。
夏の終わりと、小さな秋の気配を感じました。
今週水曜日からは、また9月のお稽古が始まります。
9月は9月で楽しいお茶が待っています。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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