




今年も残すところあと、60日ほど。月日は本当に早いですね。
お茶室も、半年間お世話になった風炉から炉に入れ替わります。
私の家(大森教室)も、高御門(ならまち)教室も、三五夜教室も、全て風炉は仕舞い炉を開けました。
炉の季節の花と言えばなんと言っても「椿」が1番にその名が上がって参ります。
毎年、この11月初めの炉開きの時期に上手く椿が蕾を付けてくれるかどうか 秋口から気を揉みますが、今年はピンクの西王母と白の加茂本阿弥がどちらも都合良く蕾を付けてくれています。
また、年末年始の床にボリュームを添えてくれる大白玉も今のところ順調にいっております。
炉開きの時期には毎年、柚子の画讃を掛けますが、
今年の我が家な庭は、ハナミズキやオオデマリの落ち葉が早かったので、床には久田(尋牛斎)宗匠の
開門多落葉(かいもん おちば おおし)を掛けて、琉球焼の「鬼の腕」に、紅白の椿と、南京ハゼの照り葉を生けました。
南京ハゼは、知らない間に鳥が我が家に運んできまして、季節の彩りとして楽しんでおりますが、実はいま外来種である南京ハゼは、春日奥山原生林に生えすぎて、従来の樹木の生育の邪魔をしているとして問題になっております。
さて、話しは変わりますが、昨日までは衆議院の総選挙で世間も騒がし事でありました。
私も昨夜は久しぶりに、選挙特番をテレビでゆっくり見ておりました。
世の中には色々と支持する政党など様々ですが、私が思いますのは、やはり、日本の有権者は賢い。と思います。
色んな政党や候補者が票の欲しさに都合の良い事ばかり言ったり、パフォーマンスしたりしていますが、選挙結果を見ていますと、有権者はちゃんと見据えて投票していると思いました。
日本もまだまだ捨てたものではありません。
逆を言えば、多くの候補者は、日本の有権者は賢い事に気付くべきです。
お茶をしていると、花鳥風月に季節を知らされます。
即ち、「空気を読む」と言う事かもしれませんね。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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