久しぶりに「ちょっと美味しいもん」を投稿したいと思います。
数日前の事ですが、悪友達が私の誕生日の祝いも兼ねて、大阪北新地の料理屋さんでランチの席を設けてくれました。
北新地と言いますと、高級クラブなどが沢山犇めき合う大阪随一の歓楽街でしたが、バブル経済の崩壊から各企業の接待離れ、さらにコロナ禍で現在ではかつての夜の賑わいはかなり薄らいで来ているようです。
しかし、その中にあって不動産価格の下落も手伝ってか、若い人達が飲食業を中心に様々な新しいお店の展開も起きつつあります。
大阪梅田の中心部からも徒歩圏内で立地も良いのがなによりです。
先日お邪魔したのは、
大阪市北区堂島1−1−20パールプラザビル3階にあります。
「大和」と言うお店です。
創業がまだ2年ほどで、こちらのお店も若い料理人がやっておられます。
それほど広い店では無いのですが、カウンター席といくつかのテーブル席があり、テーブル毎にキチンと仕切られ半個室風になっており、ゆっくり楽しむ事ができます。
私達が頂いたのは、お昼の季節おまかせコース(要予約)でした。
店内は感染対策も行届き
先付け、揚げ物、焼物、椀もの、炊き合わせ、ご飯、デザートなどタイミング良くキチンと出てきて、味付けも良く材料も洗練された立派なお料理でありました。
ご飯は、土鍋で炊かれた栗と秋鮭の炊き込みご飯でありましたが、残った分はおにぎりにしてオシャレな紙袋に入れて持って帰れるようにして下さいました。家に帰って、翌朝そのおにぎりを冷えたまま頂きましたが、味がしまってとても美味しく頂きました。
最近、この様にして下さる料理やさんが増えているように思います。
その辺りも、若い新しい料理人ならではのこころ配りかもしれません。
一昔前は、「苦労の知らない最近の若い奴はダメ」などと言われておりましたが、
今の30代、40代の若手はバブル崩壊、就職氷河期などを体験し苦労して来た方も多く、それらの人は限られた環境の中でいかに付加価値を創るか工夫をする術を知っております。
今、まさに60代、70代の経営者の方々の中にこそ、苦労せずに高度成長のおかげだけで登って来た人もいて、それらの企業がこの苦境を克服出来ずに悩んでおられるが良く見られます。
料理一つとりましても、新しい料理人はどんどん色んな知恵を出してこられます。
多分に漏れず、私どもの茶の湯も、究極は「もてなし」であります。
接客態度一つとりましても
今回、私自身色々と学ぶことがありました。
余談になりますが、今月の下旬に東京へ行くのですが、茶の湯に関係のある所へも行く予定をしております。
また、色々とそのお話しも出来るかもしれません。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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