思い返しますに、今年は正式な茶事を今日の分を含めると5回やらせて頂きました。
今日の茶事のお客様は五名様でした。
顔ぶれは、長年堂後茶道教室や三五夜プレミアム教室でお稽古をされているベテランの生徒さんや香道の先生など一年の茶事の締めくくりに相応しいクオリティの高いお客様でありました。
今日は今シーズン1番の冷え込みで、待合の手あぶりも、半東役のA君お手製の藁灰にたっぷりと炭を熾しお客様をお迎えしました。
待合の床は、暮れの鐘を意識し入江為守筆の和歌短冊幅、鐘の声何処 を掛けました。
本席は、本来は四畳半下座床の席でありますが、今回は即中斎好みの台目棚を置き 台目の小間に設えました。
初炭点前には、干支の牛を形どった香合を使い納めさし、
後炭点前にた、寅の干支の香合を使い、干支送りを致しました。
春日若宮様の御祭の風情やら、歳暮の風情などをと取り入れた道具組で致しました。
お料理(懐石料理)は、社中で調理師でもある西田氏と、同じく調理師の三五夜店主黒田氏の弟さんが担当して頂きました。
とにかく、温かさを感じるお献立を中心にして頂きました。
向付、蕪蒸し(焼穴子、銀杏)べっこう餡仕立
汁、白味噌に、胡麻豆腐星形にぬきて
替汁、白味噌に、南京銀杏形抜き、銀杏添えて
煮物、蟹眞蒸 柚子、青菜、椎茸添えて
焼物、かます幽庵焼き 花大根添えて
焚合せ、鯛の子 金時人参 青菜
和物、蓮根、パプリカ、昆布三杯酢
和物、ほうれん草胡麻合え
小吸物、白菜すり流し黒胡椒散らし
八寸、里芋木の芽味噌 蛸柚子散らし
酒肴、数の子わさび
香の物、紫葉漬、紀の川大根、蕪葉の3種
菓子、寒牡丹 本家菊屋製
お客様にもご満足頂けたと思います。
これにて本年の茶事は終了したものの、年内は週稽古があと何度か残っております。
また、12月28日、29日にはおさらい会とまだまだ行事が残っております。
あと一息、ラストまで頑張ってゆきます!
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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