2022年01月14日

どのクラスもお稽古始め続々と

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先日の大森教室水曜日、木曜日のクラス、本日の三五夜プレミアム茶道教室、明日の大森教室と、今週になりどのクラスも続々とお稽古始めになりまして、本格的に本年の私の茶道ライフスタートです。

今年も茶の湯三昧の生活になりそうです^_^!
。。。嬉しい。

長年にわたり白井様のご好意で使わせて頂いておりました高御門教室は、今回の初釜で最終になり、全ての生徒さんが、大森教室でお稽古される事になります。

そもそも、高御門教室と大森教室は徒歩で5分くらいの近距離にあり、また、研究会や忘年おさらい会で大森教室を使っておりまして、
今年からのお稽古も生徒の皆さんは戸惑い無く移行出来ているのではないか?と思います。

大森教室では、お稽古時間を伸ばして1人1人のお稽古をじっくりとやって行きたいと思っています。また、正式な水屋もありますから、毎回のお稽古でも、「水屋点前」と呼ばれるキチンとした水屋の作法も教えて行きたいと思います。

さて、大森教室の1月のお稽古は、而妙斎好真塗四方棚で致しております。
この棚は、先日高御門教室で致しました初釜の薄茶席でも用いて、その続きでやっております。

この棚は本来は桐木地で利休型でありました。
家元歴代を重ねるうちに、角が丸くなったり、小さくなったり、溜塗、爪紅になるなどして、何代かの家元に好まれました。
(家元好みとは、お茶ではその家元がデザインし職方に作らせて使っている事を言います)

而妙斎好真塗四方棚は、その名の通り先代而妙斎宗匠の好みにて、利休型の木地四方棚をそのままに、全体を漆黒の漆で塗ったものです。

私はこの棚を33歳の時に求めました。

その時私は、親先生の後ろ立てもあり、若いミソラで曙会の掛釜をさせて頂く事になりました。
曙会とは、大阪淀屋橋の菓子舗、鶴屋八幡の茶室で毎月第一日曜日に開かれている月釜です。

茶道盛んな当時は、有力な先生方が掛釜をされる権威ある月釜でありました。

その曙会の担当するにあたり、四君子と瀟湘八景の色絵の美しい水指に而妙斎宗匠の箱書を頂いているのを持っていまして、どうしても使いたくて、
その水指に合う棚を探しておりましたところ

いつもお世話になっている堺の小森商店さんに相談した結果、真塗四方棚に決まりました。

早速購入し、自宅に帰り実際に組み立てて水指を置いたら非常に良く映るには映ったのですが、棚があまりにも大きく、黒々と光ってまるで仏壇みたいに見えたので、すこし後悔したような気持ちになりましたが、棚は変える事なくそのまま曙会当日を迎えました。

どのお客様も、「若い男性の御亭主にとてもお似合いの棚ですこと。」とお世辞にも褒めて下さいましたので、以後、この棚は大変
気に行っております。

今から18年前に初めて高御門教室での初釜で使ったのもこの棚です。


水指は、千古の翠 と銘を持つ古橋尚作の黄瀬戸水指です。

因みに、色んな四方棚はあるうち、小さなサイズの四方棚は風炉でも用いる事は出来ますが、この真塗四方棚は、そのサイズから炉に用いるのがベストだと思います。
点前扱いはあくまでも小棚の作法になりますが。

色んな道具と色んな思い出。

今年からの新たな船出にピッタリの道具であると思います。

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posted by 堂後茶道教室 at 23:45| 日記
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