平日の朝からのお稽古は、世間の雑音も無く時より聴こえてくるのは鳥の鳴き声と、風にそよぐ葉っぱの音くらいで、本当にゆったりとして贅沢な時間であります。
このクラスは、だいたい朝9時前から初めてお昼くらいには終わります。
炉でのお稽古も今月で最後でありますし、来月から来たる風炉の点前では、初心者の方達にもそろそろお濃茶をやって貰うべく「割稽古」をやって頂きました。
点前座では他の方の点前も同時進行しておりましたので、割稽古の指導はベテランの生徒さんにも手伝って貰います。
この事により、ベテランの生徒さんも、「教え方」のお稽古になります。
なので、私は割稽古そのものより、ベテランの生徒さんの教え方も気をつけ見るようにしております。
4月に入りどのクラスでも旅箪笥を用いております。
当ブログでかなり以前にお話しをしたと思いますが、旅箪笥は、桃山時代の豊臣秀吉による「関東攻め」の時に戦地に同行した利休さんの好みによる。との一説があります。
「関東攻め」とは、当時関東を治めていた北条氏を滅ぼす為の戦の事です。
北条氏と言えば、只今NHK大河ドラマで放送中の「鎌倉殿の13人」に出てくる中心的な役割の一族であります。
戦後時代に関東を治めた北条氏は北条宗雲により台頭してまいりますが、はるかその祖先は、あの鎌倉幕府の北条氏だそうです。
さて、旅箪笥と同様に、関東攻めの時に利休が好んだのが、「竹の花入」と言われております。
陣中で花入の代わりに、俄かに竹を切り花入に見立てたのが始まりとか。
しかし、そのような粗末な花入は、秀吉は良しとせず庭に投げつけたそうで、その時に付いたひび割れさえも 利休は、美しい。と愛でて拾いあげて使ったそうです。
そんな話しも、お稽古の肴の一つに。と思い、今日は旅箪笥と竹花入の共演としました。
花は、絞り乙女椿と、枝物は小手毬の未だ硬い蕾に致しました。
残りあと一ヵ月の炉をしっかり満喫したいと思っております。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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