2022年05月25日

東京茶の湯の旅その4

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一昨日、奈良の茶の湯サロン三五夜で、「ホトトギスの茶事」と称する茶事をやっておりまして、なかなかブログを書くまで手が回らず
東京茶の湯の旅その3からすこし日にちが空いてしまいました^_^、、

東京茶の湯の旅のお話、この回にて最終となります。
最後までお付き合い頂き誠に有難う御座います。

3日目(最終日)の朝を迎えまして、朝食もそこそこに、表参道にあります 根津美術館にお邪魔致しました。

今回の東京茶の湯の旅は2つの大きな目的がありました。
その一つは初日の江上先生の府中にある龍生軒での茶会、そしてもう一つは、
根津美術館
「燕子花屏風の茶会特別展」でありました。

根津美術館は、表参道から徒歩数分にある美術館で実業家にして数奇者でもある根津嘉一郎がそのコレクションの礎を築きました。

普段も茶の湯に関連のある品が多く展示され、庭園も池泉回遊式と言うよりは、巨大な露地の形式になっており、数多くの茶室、コレクションの灯籠など見事に配置されています。
コロナ前までは、大師会はじめ沢山の茶会も催されておりました。
そろそろ、茶会も復活の兆しも見え隠れしております。

根津嘉一郎が昭和12年5月に、政財界の友人を招き、燕子花屏風絵の披露を兼ねての茶会が開かれ、その茶会が「燕子花図屏風の茶会」と後世に名の残る茶会となりました。

今回の特別展では、その時の茶会をそのまま再現したかのように、用いた道具を全て展示されていた素晴らしいものでした。

美術館もこのところ、入館もwebでの事前予約制の場合もあり、根津美術館もそうでありました。

緊張のあまり、予約の時間よりもかなり早く表に出るに付きましたので、美術館周辺を少し散策しておりました。
お天気も昨日とは打って変わり、五月晴れの下、私のような田舎者には場違いの表参道の高級感に溢れた街はあまりにも目に眩しく映ります。

ブランチを頂こうにも、知らない店ばかりで困っておりまして、駅に一度戻りましたら駅中にとても品の良いイートスペースがありまして、私はサンドイッチのセットを頂きました。
そのイートスペースには他に色んな国の色んな料理もありまして、とても食べやすい雰囲気でした。


お値段もそこそこ、お味は、表参道だけに申し分ございません!

さて、美術館に入館し、展示物一つ一つに感動した後は、庭に出まして、茶室「披錦斎」で行うれている呈茶赤へ向かいました。

入館とは別料金1,000円で、生菓子付きの薄茶を一服、茶室で点出しで頂けます。
この呈茶席は、今回の特別展だけだそうです。

点出しのお茶でしたが、茶室に上がり座って頂いておりますと、根津嘉一郎の気持ちに少し近ずけたような感じがするから不思議です。

起伏のある地形を生かしての露地で、茶室から外を眺めましたら、滴り落ちそうな新緑が5月の風にゆられキラキラ輝いています。
東京都心にいながら、山中深い庵にいるかのようでした。
これぞまさに、市中の山居。 私も
奈良へ帰ったら、なお一層庭の手入れを怠らず頑張らねば!と思いました。

根津美術館にはロッカーも沢山あり、小さな荷物は一階のロッカーを使いますが、
旅行者などの大きな荷物用としても、地下にロッカーがあります。
流石に全国に名の知れた美術館だけにその辺りはキチンとされております。

後ろ髪を引かれながら、美術館を後に帰路へと付きました。

東京駅で若干のお土産を買う時間を計算し、新幹線の切符を買いました。

乗車し荷物を置いてから、発車までの間に御所に向かい一礼を拝しました。

今回の東京茶の湯の旅、本当過密スケジュールでありましたが、かなり私の茶の湯の糧になりました。
沢山学んだ事を、お稽古や自分の茶人としての生き方に活かして行きたいと思います。

旅から帰った数日後に開いたホトトギスの茶事は、今回の旅行で学んだ事をかなり意識したと思います。

その茶事についても、また、このブログでも紹介出来れば嬉しく思いますが、これから月末の週、月初の週はお稽古に追われる過酷な日々が待っております。

インスタグラムの方も時々更新しておりますので、そちらも覗くいてみて下さい。

花の都、東京。
また行きます。。

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posted by 堂後茶道教室 at 00:33| 日記
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