この三条通りこそ、奈良の一の宮であります
春日大社の参道になります。
古代に遡りますと、難波の津(現在の大阪港)で上陸し、陸路を一路東へ東へ向かうと生駒山の暗がり峠を経て平城京の三条大路(現在の三条通り)に繋がります。
即ち、難波の津から東へ向かった最終地が春日大社となるわけです。
さて、私達奈良の住人達は、春日大社の事を「春日さん」と呼び、大仏様と同様深い信仰を寄せております。
私もお正月の初詣に始まり、緑の麗しいこの時期にお詣りを致します。
たしか、丁度1年前の今頃お詣りした時も当ブログかインスタグラムに書いたと思います。
私の家から直線に北に歩くと下三条町の郵便局の前に出まして、そこから三条通りをとにかくひたすらまっすぐ1時間ほど歩きますと春日大社の本殿です。
今朝もかなり早い時間に家を出ましたが、夏至も近いせいか太陽の昇りも早く、三条通りに入った時は直射日光が顔に当たるくらいになっておりました。
しかし、早朝の事で人影は無く、静かな奈良のメインストリートを歩いておりました。
東へ東へ歩いて行くうちに段々と奈良公園に近づいてまいります。
少しずつ空気も変わり、深い緑の香りに包まれ参ります。
東大寺、春日大社を含む一帯は世界遺産にもなっており、太古のままの原始林であります。
その原始林が夜の間に奈良の空気を浄化します。
朝になると空気もすっかり清浄になり、早朝お詣りする者の心身を潔めてくれます。
私が片道1時間もかけて早朝歩いて春日さんにお詣りするのが好きは理由はいくつかありますが、その一つに、
1時間の道中 自分の心の中に色んな事が浮かんでは消え、また浮かんではそれを考えたいしている間に少しずつ山の清浄な空気に心が浄化され、本殿に到着する頃にはすっかり身も心も洗われ、スカッと致します。
春日大社にはニの鳥居と言われる本殿すぐ下の鳥居の横に駐車場もあり、自動車やバイクでも簡単に近くまで行けますが、そのお詣りの仕方では、本当の良さを感じる事はできません。
そして、もう一つの楽しみ、参道に置かれた莫大な数の灯籠を見る事です。
参道を奥へ行けば行くほどに灯籠に生した苔も濃くなって参ります。
色んな種類の苔が本当に美しいです。
灯籠も見事であります。
一通りお詣りをした後、今回は「下禰宜道」(愛称 ささやきの小径)と呼ばれるほうに少し寄り道をして帰りました。
原始林の中に作られた道は、神職が通う道であります。
ホトトギスやウグイスの声が緑の中にこだまし、素晴らしい森林浴スポットですよ。
この道は、高畑と言う古い町に出ます。
高畑からまっすぐ西に30分ほど歩くと私の住む大森町に戻ります。
家に帰る頃、いつものように街は賑わいを取り戻しておりました。
僅か2時間あまりのお散歩コースでしたが、私の1番好きなお散歩コースです。
丁度1年も半分を過ぎようとしております。
残りの半年も元気に過ごせるパワーを頂いたように思いました。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
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