2022年08月21日

大森教室(我が家)の庭に植木屋さん入る

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私の自宅でもあり、堂後茶道教室の大森教室の庭の木を久しぶりに植木屋さんに剪定して頂きました。

大森教室のある辺りは、奈良市立済美小学校のちょうど北側にあります。

JR、近鉄の両奈良駅から徒歩圏内にあり、バスならば大森町バス停からは徒歩2〜3分と交通ではかなり好条件にあります。

歴史的保存地区に指定されている所謂「奈良町」からも、ほんの3〜4分西に外れたところにて、とても静かな環境であります。

しかし、私の住む大森町界隈も、どちら様のお宅も代が替わる度に敷地が小さく切り刻まれて建売り住宅になったり、アパートになったり、大きなお屋敷も取り壊して一面アスファルトで覆って駐車場になったり。。。
と様変わりを続けております。

その中で私どもの家は、庭で畑をしたり、沢山の植木をほぼ放置している為、緑ボウボウの見苦しい庭になっておりました。
春から初夏にかけては、色んな種類の鳥が飛んできては、今まで聞いた事のない鳴き声を聞かせてくれたり、外来種や意味不明の植物も運んで来てくれます。

そんな庭をお稽古の無い休日に、少しずつ剪定しようと思うのですが、この暑さとシブトイ蚊に悩まされてなかなかできません。

こまっていたところ、三五夜のプレミアム教室の生徒さんのN君が、庭師の卵(修行中)でおられたのを知り、躊躇なくN君に我が庭の剪定をお願いし、今日にいたりました。

N君は、未だ30才ほどの男性です。
しかし、その若さで植木に魅了され植木一筋に毎日を送っておられます。
奈良の某有名造園店で修行中の身でありますが、三五夜プレミアム教室で私のお茶、同じく三五夜プレミアム花道教室にて生駒先生のお花もとても熱心に習い、それらの技を植木に生かして抜群のセンスと才能をもっておられます。また、作業にかかる時間もとても早く、私の知っている限り、他の植木屋さんさんの1.5倍のスピードはあると思います。

今回、私の庭の剪定のテーマは、「透かし」であります。

「透かし」とは、剪定により枝と枝に透けた空間(間)をとる事です。

植木はこの、透かしをする事で樹木の自然な形を取り戻し、光と風の通り道を作ります。

透かしには、その庭の持つ特性により異なります。「御所透かし」「町家透かし」「寺透かし」などがあります。

今回の私の家の植木は、「露地透かし」を意識して剪定して頂くよう要望しました。

流石に茶道、花道わされているN君だけに、私の気持ちを直ぐに受け止めて見事に「露地透かし」風にして下さいましま。

と、申しましても、私の家の庭は露地と呼べるほどの正式なものでは決してありません。
しかし、植木だけでも露地風にしたいと思いました。

「露地透かし」とはどんなものか、と申しますと、亭主が、腰掛待合などにいる客を迎え出る時に、その姿が木の枝と枝の間からかすかに見え、短い距離であっても、亭主が一歩一歩と飛石を歩いて来るすがたに遥か彼方の山里の庵から歩み出てくるのを想像するような木々に仕上げます。
とても難しいですね。

以前にも当ブログにも書きましたが、私もやがては、後庭に草庵を建て、それに付随する露地を正式に作りたいと願っております。

その頃にはN君もきっと一流の大将になって私の庭を作ってくれるに違いない。
と信じております。

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posted by 堂後茶道教室 at 23:54| 日記
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