2023年02月19日

夕ざりの茶事に行ってきました。

image1.jpegimage6.jpegimage7.jpegimage8.jpegimage9.jpegimage10.jpegimage11.jpegimage12.jpegimage14.jpegimage15.jpegimage4.jpegimage5.jpeg
昨日、有名ブロガー「しぇる」こと、i 様宅にお茶事のお招きに預かり、お邪魔して来ました。

しぇる様は、数年前から 
いつか・住もう・京都・2
と言うタイトルでブログを書かれておりまして、そのブログは私どもの業界ではかなりの多くの人に読まれております。
内容は、茶道に纏わる事が中心ですがそれ以外も、歴史、風物、歳時記など本人が触れた内容や日々の暮らしの様子なども書かれております。
奈良もこよなく愛されており、度々来られております。
数年前から三五夜の茶会にもお越し頂いておりまして、そのご縁で私や三五夜店主の黒田氏やお手伝いのA本君を度々御自宅の茶事にもご招待下さいます。
今回は、その3人に加え、黒田氏の友人で数寄者のY氏とで、男ばかり4人の連客となりました。

私と黒田氏は、しぇる様茶事は今回で2回目でしす。

以前、(2年近く前)にお邪魔した時もこのブログに書いたとは思いますが、しぇる様のお邸の内容を簡単にもう一度お話しさせて頂きます。

お邸は、京都の岡崎(平安神宮近く)にあります。

外見は京都の町屋風で、古民家を思わせるような佇まいも共に持ち合わせてたような建物です。
建築は、母屋も茶室も、新進気鋭の若手数奇屋建築士の岩崎さんの設計だそうです。

いかにもお茶の為に建てられた家で、玄関を一歩入ったところからどの部屋も庭も茶室もトイレに至るまで徹底したこだわりで、本当に素晴らしい数寄屋です。

また、どの部屋にもちょっとしたコーナーに至るまで心憎い飾り付けや室礼がしてありました。

今回もご招待に預かったのは、「夕ざりの茶事」
午後3時の席入にて、初炭、懐石を頂きましたら中立。
懐石を頂いている間に少しずつ日が傾きまして、中立に露地に降りると、灯篭にも火が入りすっかり夜咄の風情に変わります。

蝋燭を頼りに後座の席に入りますと、灯明のほのかな明かりと、釜の煮え音と、温かい席中の空気が迎えてくれます。

道具の収集家として名高いしぇる様ですので、普段は私どもが触る事も無いような道具の数々でした。
今回は特に、奈良からの客と言う事で東大寺の修二会を意識した道具や、古い高麗物が中心でありました。
正客は、数寄者のY氏、話しが盛り上がりまして、今回の茶事は5時間以上にも及びました。
しかし、主客全員、まだまだ話し足りないくらい楽しい時間でした。
しぇる様の茶事は、それなりに道具の知識がある方ならその楽しみは何倍にもなると思います。

昨今、懐石料理風の物を出し、適当な茶道具を使った茶事的な事を楽しんでいらっしゃる方もいらっしゃいます。
それはそれで 身近なお茶で良いのてますが
やはり、作法や形は多少の臨機応変があったとしても、亭主と客がそれぞれ真剣に道具を吟味し知識を付けてお互いのスキルをぶつけ合って楽しんでこそ、それが茶事の醍醐味であろうと思います。

今回も大変な勉強になりましたし、楽しい時間を過ごす事が出来ました。

堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
posted by 堂後茶道教室 at 00:15| 日記
大森教室

〒630-8131奈良市大森町10-1

お問い合わせ・ご質問

電話: 0742-31-3058

E-mail:info@dogo-sado.jpn.org


まずはご連絡の上、お気軽に見学におこしください。メールをお送りいただく際は、info@dogo-sado.jpn.orgからのメールを受信できるよう、ドメイン設定をお願いいたします。
ご不明な場合は、お電話番号をご記入していただきましたら、折り返しお電話にてお返事をさせていただきます。
堂後茶道教室では、お送り頂いた個人情報は、お問い合わせのご返信のみに利用させていただきます。