早くも桜の季節が去り、間もなく5月の連休の声が聞こえてまいりました。
時々当ブログでも紹介しております、奈良市三条町にある「お茶と古美術の隠れ家サロン三五夜」にて、毎月お茶会が開催されています。
このお茶会は、予約制ではありますが、予約をされると流派や茶道の経験の有無に関係なく誰でも参加できます。
お流儀色にとわられず、作法などもあまり気にせず気軽に正式な茶を頂けます。
気楽な雰囲気でありながら、三五夜さんならではの、正式な茶会としての設えや高級感ある高クオリティのある空間であります。
その毎月あるお茶会の4月は、私が担当する事になりました。
4月と言いましても、4月29日、30日、5月1日の3日間で、まさに、ゴールデンウィークの前半になります。
今回は、三五夜さんの雅楽の繋がりから、非常に貴重な鎧兜を一階のお座敷に展示される運びとなり、
ならば、私が二階の広間にて茶会を。と言う話しの流れから、今回のシギになりました。
丁度、その頃は端午の節句。
それに因んだ道具を色々と考えて皆さまをお迎えしたいと思っております。
また、3日間それぞれに、堂後茶道教室の実力派の男性の生徒さん達に袴姿でお点前をしていただきます。
設えは、やはり風炉でしたいと思っておりまして、今回は、風炉の始まり。つまり「初風炉」でありますから、土風炉にします。
そうなりますと、灰は、あの厄介な「鱗灰」^_^!
鱗灰をするのがとても面倒くさいので、大抵の先生方は鱗灰をされません。
お茶会でも、土風炉に鱗灰はなかなかお目にかかれません。
しかし、我が教室には、灰の名人がおります。
その灰名人は、今や、どんな風炉の灰型も私より上手に押さえてくれます。
(これぞまさに、藍は青より出て藍よりも青し)
今回は、灰も、私のとっておきの風炉の灰を蔵から出して土風炉に入れました。その灰は25年ぶりに使います。
鎧兜を飾る一階には、
同じく三五夜さんにて、生け花教室を持たれている生駒先生が、お花を生けて下さり、鎧兜にさらなる彩りを加えて下さいます。
そんなこんなで、準備にますます力が入ります。
お茶会参加ご希望の方は、隠れ家サロン三五夜さんへ直にお問い合わせ下さい。
堂後茶道教室http://www.dogo-sado.jpn.org
2023年04月25日
お茶会の準備、着々と?
posted by 堂後茶道教室 at 11:59| 日記